12月5日の15時頃からずいぶん円高になりました。レバレッジを高くしていたスワップ派では、かなりの損失を出された方もおられるのではと推察します。円高のきっかけは、水野日銀審議委員の東京経営者協会における講演で、日銀が12月19日の金融政策決定会合での利上げを示唆したためと思われます。
私としては、利上げの可能性はまだ五分五分と考えています。今回のように急に円高が進めば景気への影響も懸念されるため、日銀も二の足を踏むと思うからです。(過去の失敗を自覚していると思うので。)ともあれ利上げがあるかも知れないという前提で準備することが肝要です。今回は、7月14日のゼロ金利解除の前後で各通貨がどのように変化したかをおさらいしてみることにします。
図51は「ゼロ金利解除前後の各通貨の日変位」を表す折れ線グラフです。2006年7月14日のゼロ金利解除日を基準にして前後の1ヶ月間づつ、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)からの各通貨の変位を求めてグラフにしてます。(図をクリックすると拡大表示されます。)
日本円は赤線で表示してますが、赤線と逆相関になっていそうなのは、青線の米ドルぐらいです。他の通貨では、円との相関及び逆相関がほとんど見られません。
ゼロ金利解除日は日番号では22になります。注目すべきは、円の価値が一番高まったのはゼロ金利解除の当日ではなく、一週間前(日番号では18)だったことです。
金融政策決定会合は12月19日ですから、今週末から来週前半にかけて絶好の円の売り場(外貨の買い場)が来るかも知れませんね。
投機・投資行動はあくまで自己責任でお願いします。