外貨を利用した資産運用のブログは数多くありますが、円も含めた通貨の分散投資を扱うものはありませんでした。忙しい人にもお勧めの「ほったらかしトレード」で安全確実に金利を稼ぐ、そんな投資法を紹介します。

PF-Cに対する各通貨の変位(2004年)前回、「通貨ポートフォリオA」(略称:PF-A)と比較するために、通貨取引シェアを無視して同じ比率で通貨分散する「通貨ポートフォリオB」(略称:PF-B)を作りました。


今回は、ポートフォリオとして逆に好ましくないものを、あえて作ってみました。米ドルと円をそれぞれ50%ずつにした「通貨ポートフォリオC」(略称:PF-C)です。


図14は、その「PF-Cに対する各通貨の変位(2004年)」です。ポートフォリオを構成する米ドルと円の線(赤線と青線)を太めにしています。両者を1対1の比率にしているので、100%の基準線を中心に上下対象に変位しています。


2004年の特徴として、年後半から米ドルが下落し、米ドル以外の通貨が相対的に上昇しているのがわかります。年末時点でPF-Cを下回る通貨は米ドルだけになっています。年央に8%も下落した豪ドルも、年末には8%以上取り返しています。


資産価値の変動を最小限にするのがこの研究の目的ですから、PF-Cは明らかに、好ましくないポートフォリオです。これではっきりした事は、良いポートフォリオとは対象の通貨変位の中心付近に、常に存在するポートフォリオです。偏りがあってはいけません。しかしこの論法には、各通貨の価値は等しいという前提があります。


次回は、もう少し別のアプローチを考えてみます。

テーマ:外貨分散投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

PF-Bに対する各通貨の変位通貨取引シェアに合わせて通貨分散したのが「通貨ポートフォリオA」(略称:PF-A)でしたが、図12のグラフ「PF-Aに対する各通貨の変位(2004年)」を見ても、分散の効果がどの程度あるのかいまいちはっきりしません。


何か比較するポートフォリオがあると良いのではと思い、通貨取引シェアを無視して同じ比率で通貨分散する「通貨ポートフォリオB」(略称:PF-B)を作りました。PF-Bにおける各通貨の比率は、100%を通貨の数7で割って、すべて14.3%です。


図13は、その「PF-Bに対する各通貨の変位(2004年)」のグラフです。


図12と比べてどうでしょうか? 図13の方がむしろ若干変動が緩やかになっているような気がするのですが、やはりはっきりとしたことは言えないようです。グラフから受ける直感的な評価では無理があるのでしょうか。もう少し別な角度から考察してみましよう。


次回は、ポートフオリオとして逆に好ましくないものを、あえて作って検証してみたいと思います。例えば、米ドルと円をそれぞれ50%づつにしたポートフォリオなんかどうだろうと思っています。

テーマ:外貨分散投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

PF−Aに対する各通貨の変位図12は、2004年の全期間における、通貨ポートフォリオA(以下PF-Aと呼ぶ)に対する各通貨の変位を表したグラフです。


各通貨単位の時系列円換算値(週末NY終値)を原始データとしています。


横軸は2004年の各週につけた番号で、縦軸はPF-Aを基準とした各通貨の変位です。


第1週の各通貨単位円換算値を100として、第2週以降の各通貨の変位をグラフ化しています。PF-Aを基準にしているので、PF-Aは常に100%です。


2004年で一番下ブレが大きかったのは第25週の豪ドルで、PF-Aに対して8%程下ブレしています。逆に一番上ブレが大きかったのは第46週の加ドルで、PF-Aに対して6.5%程上ブレしています。


円に注目してみますと、最大下ブレは第10週の約4%、最大上ブレは第14週の約3%です。


このグラフだけでは何の結論も導きだせませんね。何か比較対象が無いと何とも言えません。


次回はPF-Aを構成している7通貨を、すべて同じ比率にしてポートフォリオを組んだ場合について、同じようにグラフ化して比較してみます。

テーマ:外貨分散投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

通貨ポートフォリオA大事なポイントなのでもう一度言います。通貨分散の目的は、それをすることによって資産全体の価値の変動を最小に抑えることです。円建ての資産しか持っていない人は、実は最も為替変動リスクにさらされているのです。
理解できない人は、カテゴリー「はじめに」をもう一度読んでください。


さて今回から、通貨取引シェアに合わせて通貨分散することで、資産全体の価値の変動を最小に抑えることができるという仮説について、実際のデータを用いて検証していきたいと思います。この仮説を元に構成するポートフォリオを「通貨ポートフォリオA」(省略形はPF-A)と命名します。


図10の通貨取引シェアの2004年の数値を元に構成していきますが、その他の通貨とした10.55%についてはネグレクト(無視)します。その部分が無くなった分、主要7通貨の個々の割合は増加します。100%から10.55%を引いた89.45%の部分で100%のポートフォリオを構成するので、主要通貨の個々の割合は、約1.118倍して求めます。


図11はその操作を行って完成した「通貨ポートフォリオA」です。次回は、2004年の全期間における、通貨ポートフォリオAに対する各通貨の変動についてグラフを作成してみます。

テーマ:外貨分散投資 - ジャンル:株式・投資・マネー

// HOME // 
Powered By FC2ブログ. copyright © 2005 安全確実◆外貨分散投資の研究 all rights reserved.
プロフィール

丸刈り髭オヤジ

Author:丸刈り髭オヤジ
初めまして、「丸刈り髭オヤジ」こと細井芳和です。たぶん!?日本一小さい投資会社の社長をしてます。会社は設立3年になります。収益の99%はデリバティブによる資産運用です。商品先物取引、外国為替証拠金取引(FX)、日経225先物取引をやってます。

ずいぶんハイリスク・オンパレードな仕事内容だなぁと思われるかもしれませんが、それぞれを相互補完的に組み合せているので、リスクはかなり抑えられています。(おかげで3年続いています)

このブログを立ち上げた動機は、比較的低リスクで収入が得られる「外貨分散投資」を、広く知っていただきたいと考えたからです。

外貨を利用した資産運用のブログは数多くありますが、円も含めた通貨の分散投資を扱うものはありませんでした。

忙しい人にもお勧めの「ほったらかしトレード」で安全確実に金利を稼ぐ、そんな投資法を紹介していきます。

最近の記事
カテゴリー
相互リンク
リンク

About Me!

友達申請フォーム
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索

RSSフィード
Powered By FC2ブログ