前回は、図35「PF-Bに対する各通貨の日変位(06年4月3日〜5月31日)」の折れ線グラフを作成し、今年4月から2ヶ月間の7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)に対する各通貨の日変位を見ました。
それは最近の為替変動の状況が、今年4月の米ドル急落に類似の動きになっているのではないかと思ったからです。
図36は「PF-Bに対する各通貨の日変位(〜06年10月31日)」の折れ線グラフです。図35と比べると、米ドル変位の形状がまったく違って見えますが、それはこの折れ線グラフの開始日付が米ドルの下落開始時期と合致していないからです。図36の日番号33(10日前)くらいからこのグラフを表示すれば、おそらく図35と似ていると思います。それでは期間が短くなりすぎますが...
要するに、折れ線の傾きに注目して見ると理解できると思います。米ドルの上昇トレンドが急に下落トレンドへ反転したため、日本からの資金が一時的に円に戻されること(いわゆる円転)が起こりやすいものです。
そのような訳で、もう遅いと言われるむきもあるかもしれませんが、米ドルを買われている方は注意が必要かと思います。また、相対的に日本円が上昇するリスクも増加しているので、スワップ派でレバレッジを高くしている方々も、レバレッジを下げるなどの安全策が必要になるかもしれません。
逆に豪ドルはすごい勢いで上昇中なので、ポートフォリオ的には、米ドルの一部を処分して豪ドルを積み増すという戦術はいいかもしれません。
投機・投資行動はあくまで自己責任でお願いします。