
前回は、通貨ポートフォリオB(PF-B)に対し、2003〜05年の3年間における各通貨の変動係数に寄与率を掛けた図表19を作成しました。
PF-Bをより安全な通貨ポートフォリオにするためにはどうすればよいでしょうか。各通貨の変動係数に寄与率を掛けた値が通貨間で一定になれば、ポートフォリオに与える変動が通貨間で偏りが無いということになり、より安定したポートフォリオになる気がします。
図20に簡単に数式を書いてみました。変動係数は英語で「Coefficient of Variation」、寄与率は「Contribution Rate」なので、変動係数をVi(i=1..7)、寄与率をRi(i=1..7)としています。
aは一定にした「変動係数×寄与率」です。また、寄与率Ri(i=1..7)の合計は100%です。これは、変動係数の逆数の和にaを掛けると100になるということです。これを計算するとaは約37.2になります。よって、各通貨の寄与率は37.2を変動係数で割った値です。(例:米ドルの場合、変動係数は約5.13ですから、37.2を5.13で割って、7.25が適正な米ドルの寄与率になります。)
次回は、各通貨を適正な寄与率で構成する通貨ポートフォリオを作成してみます。