前回は、最近の米ドル下落については要注意と書きましたが、今日になって米投資銀行大手ベアー・スターンズ傘下のヘッジファンド2社がほぼ無価値になったとの報道で、米金融市場への懸念からドル売りに振れています。
今後の動向が気になるところではありますが、後日またレーダーチャートで分析することにしまして今回は、円キャリートレードの元になる各通貨スワップ金利の、過去1年間の推移を見ておこうと思います。
例によって、某MF証券が公表しているスワップ金利データから、2006年7月16日から2007年7月15日までの各通貨スワップ金利を年率に換算し、各通貨を買いポジションした際に受け取るスワップ金利の推移を表す折れ線グラフにしました。
図87がその「スワップ金利の推移(060716から1年)」です。(図をクリックすると拡大表示されます。)
金利の高い順に、豪ドル(5.7%)、ポンド(5.2%)、米ドル(4.7%)、加ドル(3.9%)、ユーロ(3.5%)、スイスフラン(2.0%)になっています。2週間前からの変化では、豪ドル0.2%上昇、ポンド0.2%上昇、米ドル変わらず、加ドル0.4%上昇、ユーロ0.1%上昇、スイスフラン変わらずとなっています。
一年を通して見ると、欧州金利の上昇傾向、米州金利の下降傾向(但し加金利は上昇トレンドへ転換?)、豪の高金利安定という感じです。
今日は米ドルが売られ円高に振れているようですが、円キャリートレードの源泉である金利差はむしろ拡大中であり、絶好の外貨買いチャンスかもしれません。
投機・投資行動はあくまで自己責任でお願いします。