外貨を利用した資産運用のブログは数多くありますが、円も含めた通貨の分散投資を扱うものはありませんでした。忙しい人にもお勧めの「ほったらかしトレード」で安全確実に金利を稼ぐ、そんな投資法を紹介します。

PF-B通貨日変位0604-0605前回は、図34「通貨ポートフォリオBに対する各通貨の変位(2005年11月〜)」の折れ線グラフを作成し、2005年11月から直近1年間の、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)に対する各通貨の変位を見ていきました。

今回は、ちょっと気になっていることについて書こうと思います。それは最近の為替変動の状況が、今年4月の米ドル急落に類似の動きになっているのではないかという点です。そんな訳でまず、4月から2ヶ月間の7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)に対する各通貨の日変位を見ていきます。

図35はその「PF-Bに対する各通貨の日変位(06年4月3日〜5月31日)」の折れ線グラフです。4月の中旬から5月の初旬まででしょうか、米ドルは日番号で10から30までの約1ヶ月間に渡り急落していました。

先週は、アメリカのGDP上昇率鈍化の発表もあり、ちょっとこの4月頃の状況に似てきているので、米ドルを買われている方は注意が必要かと思います。また、日番号で14〜16のように相対的に日本円が上昇するリスクも増加しているので、スワップ派でレバレッジを高くしている方々も、レバレッジを下げるなどの安全策が必要になるかもしれません。

投機・投資行動はあくまで自己責任でお願いします。

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PF-Bに対する各通貨の変位(直近1年)前回は、図33「各通貨トレンドの変化(期間1年)」のレーダーチャートを作成し、直近20週間の間に、各通貨のトレンドがどのように変化したかを見ていきました。

今回は、2005年11月から直近1年間の、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)に対する各通貨の変位を見ていきます。

図34はその「通貨ポートフォリオBに対する各通貨の変位(2005年11月〜)」の折れ線グラフです。

この半年ほど日本円は下落トレンドでしたから、多通貨ポートフォリオを実践しているスワップ派は為替差益も十分取っていることでしょう。しかし、米ドル買いだけのスワップ派は、4月から5月の米ドル下落により、それほどうまくいっていないはずです。

先週は、アメリカのGDP上昇率鈍化の発表もあり、ちょっと4月末頃の状況に似てきているので、米ドルを買われている方は注意が必要です。また、相対的に日本円が上昇するリスクも増加しているので、スワップ派でレバレッジを高くしている方々も、レバレッジを下げるなどの安全策が必要になるかもしれません。

投機・投資行動はあくまで自己責任でお願いします。

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各通貨トレンドの変化(期間1年)前回は、図32「2005年第40週から1年間の各通貨トレンド」を作成し、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)に対しての各通貨のトレンドについて説明しました。

今回は、7通貨レーダーチャートで直近20週間の間に、各通貨のトレンドがどのように変化したかを見ていきます。

図33は「各通貨トレンドの変化(期間1年)」のレーダーチャートです。青線はトレンド調査期間が2005年の第20週から、赤線は2005年の第40週から始まります。いずれも期間を1年としたトレンドです。

日本円の下落トレンドは年率-5.0%から-5.4%になり、若干下げはきつくなってますが、ほぼ同じ傾向です。一方米ドルは、年率-3.3%から-1.8%へと持ち直しつつあります。

その他の通貨では、加ドル及び豪ドルの上昇トレンドが、かなり減速しているのが見て取れます。その勢いは、英ポンド、ユーロの欧州通貨へ流れています。また、スイスフランは0%付近で安定しています。

大まかにまとめますと、急激な原油安でカナダ及びオーストラリアの資源国通貨が減速し、その分ある程度金利が付きかつ地勢的リスクの少ない欧州通貨が買われ、日本円は超低金利のため下げが継続中ということでしょうか。

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2005年第40週から1年間の通貨トレンド3回前に、「2003年第40週から3年間の各通貨トレンド」(図29)を作成し、直近3年間の各通貨トレンドを見てみました。その結果、日本円のトレンドは年換算で-4.2%になっていました。

米ドルのトレンドも-2.3%だったので、対米ドルでは-1.9%の下げに留まったため、日本円がそんなに下げたという印象は無かったと思います。しかし、実際は4.2%も下げていた。じゃあどの通貨が上がっていたか、それはカナダドルです。年換算で3.9%の上げでした。

今回は、図29のトレンド調査期間の3年を1年に短縮した、「2005年第40週から1年間の各通貨トレンド」(図32)を作成してみました。より最近のトレンドはどうかということですが、日本円はより下げをきつくして-5.4%の下降トレンドでした。カナダドルの上昇率はやや鈍化して3.1%に、そして今回特に目を引いたのは、英ポンドが4.42%の上昇トレンドになっていたこと。それと豪ドルが-3.25%へ大きくトレンド転換していたことでした。

次回は、調査期間1年間のトレンドがどのように変化したかを、例のレーダーチャートを作成して考察してみたいと思っています。

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図31、通貨ポートフォリオD新しい読者が増えてきたので、このブログの資産運用方針をおさらいしておきます。

1.資産保全第一主義
 円建てだけの資産を保有することには、実は大きなリスクがあります。円建て資産は為替が円安に振れると、資産価値を減らします。輸入品が高くなったり、 海外での買物が高くつくようになるのと同じ理屈です。その為、外貨建ての資産を含めて資産形成を行っています。米ドル、ユーロ、円、等々複数の通貨を用いて、資産を形成します。為替変動は、各国通貨が互いに評価し合うゼロサム変動です。ゼロサム変動とは、上げているものと下げているものを集計すると、ゼロになるということです。世界のすべての通貨を、それぞれある比率で集計すると、変動がゼロになることを示唆しています。しかしそれは、実際には資金量がかなり大きくなければ実現が無理なことなので、世界における通貨取引シェアの9割をカバーする主要な7通貨を用いて、価値変動が最小になるようにポートフォリオを構築します。

2.安定した金利収入を得る
 多通貨ポートフォリオにより資産保全を確保した上で、日本円に比べ高い外貨の金利を享受していきます。外貨は現金で持つのではなく、外国為替証拠金取引(以下、FXと言う)で、外貨の買いポジションを持つことで代用します。その理由については、外貨運用をテーマにしている他のブログを参照ください。

3.通貨間の資金の流れに注目
 通貨間の資金の流れにより、通貨のトレンドが発生します。そのトレンドを考慮した通貨ポートフォリオにすることで、リスクを低く抑えたまま若干の運用益も狙っていきます。

図31は価値変動を最小に抑えることを目的に構築した「通貨ポートフォリオD」(略称:PF-D)です。2003から05年の為替時系列データから作成しました。
当ブログではこのPF-Dと、資金を7通貨に等配分する「通貨ポートフォリオB」(略称:PF-B)がよく登場します。

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各通貨トレンドの変化(期間3年)前回は、図29「2003年第40週から3年間の各通貨トレンド」を作成し、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)に対しての各通貨のトレンドについて説明しました。

今回は、40週間の間に、各通貨のトレンドがどのように変化したかを見ていきます。

図30は「各通貨トレンドの変化(期間3年)」のレーダーチャートです。青線はトレンド調査期間が2003年の第1週から、赤線は2003年の第40週から始まります。いずれも期間を3年としたトレンドです。

前回お伝えしたように、日本円は3年間で-10%から-12%へと、下落トレンドがより鮮明になっています。

その他の通貨では、加ドル及び豪ドルの上昇トレンドが、かなり減速しているのが見て取れます。その勢いは、英ポンド、スイスフラン、米ドルへ流れています。また、ユーロは0%付近で安定しています。

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2003年第40週から3年間の通貨トレンド前回は、図28「円資産だけの場合のリスク」を作成し、円資産しか持っていない場合の資産価値下落について説明しました。

しかし図28では、2003年から2005年の3年間の、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)に対しての各通貨のトレンドになっていました。データの鮮度が落ちていますので、最新のデータに更新して再評価してみます。

図29は「2003年第40週から3年間の各通貨トレンド」です。第40週は10月始めぐらいから始まります。

日本円のトレンドを見てみると-12.6%となっており、以前調べた通貨トレンド-10.3%よりも下落幅が拡大しています。年換算で-4.2%になります。今年の4月あたり、一時円は上昇していましたが、この9ヶ月間のトータルではより下落が進んだということです。それだけ日本円の下落リスクも拡大しているということでしょう。

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円資産だけの場合のリスク前回は、「スワップ金利を適用した通貨ポートフォリオ」(2005年)の図表を作成しました。各通貨の合成金利の合計値は、PF-Bで2.65%、最も安定するPF-Dで2.45%でした。しかし、円資産だけを持っている場合と比較して、リスクは結局どうなったのでしょうか。

以前の記事で紹介した、対象7通貨に対する円のトレンドは、2003〜05年の3年間で約10%の下落でした。一年あたり約3.3%の下降トレンドです。また、円の変動係数は2.65%でした。円の変化確率が正規分布に従うと仮定するならば、トレンドの平均線から2.65%以上乖離する確率は、約32%になります。(理由が判らない方は、標準偏差の意味を再確認ください。)上方乖離に限ればその半分の16%です。

トレンド値3.3%から2.65%を引くと、0.65%になります。この意味するところは、円がスワップ金利を含めないPF-Bに対して0.65%以上下落する確率は、100%から16%を引いて、84%もあるということです。円資産だけしか持っていないと、これだけのリスクがあることになります。(図28参照)

スワップ金利の分も考慮すると、PF-Bの合成金利はちょうど2.65%になっていましたから、金利付きPF-Bに対して円が3.3%以上下落する確率がなんと84%です。PF-Dに対してでも、3.1%以上下落する確率が、同様に84%です。これでもまだあなたは円資産だけに頼りますか?

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スワップ金利を適用した通貨ポートフォリオ前回は、「スワップ金利の推移(2005年)」を作成し、各通貨のスワップ金利を比較しました。

今回は、今までの通貨ポートフォリオに、このスワップ金利を当てはめてみます。

まず、2005年の各通貨のスワップ金利について平均値を計算しました。すると、米ドル3.25、ユーロ2.07、ポンド4.62、スイスフラン0.68、豪ドル5.39、加ドル2.56(単位は一年当たり%)になりました。ほとんどの通貨は同じレベルで推移していましたので、平均値でスワップ金利を表現させていただきました。米ドルは年初と年末で2%程度の差がありましたので、本来は平均値だけではちょっとまずいですが、まぁ大雑把に状況を把握するために他にならいました。

図表27は、通貨ポートフォリオのPF-BとPF-Dにスワップ金利を適用した「スワップ金利を適用した通貨ポートフォリオ」(2005年)です。各通貨のスワップ金利は、各通貨の寄与率にかかってきますので、スワップ金利に寄与率を掛けた値を各通貨毎の合成金利としています。

その各通貨の合成金利の合計値が、通貨ポートフォリオ全体のスワップ金利になります。PF-Bで2.65%、PF-Dで2.45%です。PF-Dの方がポートフォリオとしては安定していますが、反面スワップ金利の方は若干少なくなるという結果になっています。

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スワップ金利の推移(2005年)前回は、某MF証券のスワップ金利の2005年データから起こしたグラフ(図25)を作成しました。

今回はこのスワップ金利について、もう少し検討を加えてみます。

図25のグラフのスワップ金利は、一日分の円単位の金利でしたが、金利と言えば年何パーセントというように比較しますので、そのように修正します。

一年は365日、各スワップ金利は1万通貨単位あたりなので、それを円ベースに変換してパーセント値を算出します。

図26がその結果できた「スワップ金利の推移(2005年)」です。これで同じ土俵で各通貨のスワップ金利を比較できます。

各通貨の2005年のスワップ金利は、米ドルを除いてほぼ年間を通して同じレベルにあったことが判ります。米ドルだけは年初の2.25%から年末の4.2%までほぼ一貫して上昇していました。

2005年の年末における各通貨のスワップ金利は大きい順に、豪ドル5.25%、ポンド4.6%、米ドル4.2%、加ドル3.2%、ユーロ2.3%、スイスフラン0.6%といったところでした。

次回は、今までの通貨ポートフォリオに、このスワップ金利を当てはめて検討してみます。

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FXのスワップ金利前回まで、変動係数×寄与率を一定にした「通貨ポートフォリオD」(略称:PF-D)について、その安定性を検証してきましたが、そろそろこの話題は一度休んで他の事を検討してみたいと思います。

今回から話題にしたいのは、金利に関することです。借りるときの金利や預けるときの金利がありますが、話題にしたいのは預けるときの金利です。

2006年現在、ゼロ金利は解除されたとはいえ、円の預金金利は限りなく0に近いのが現状です。いつまでも円だけに固執していては、新しい展望は開けてきません。そういう訳で、これからは外貨の金利について検討することにします。

実は、外貨の金利と言っても、いろいろな種類があります。外貨預金の金利、外貨建て債権の金利、外国為替証拠金取引のスワップ金利などがあります。

私がお勧めするのは、手数料、金利、資金効率のどれをとってもお得な、外国為替証拠金取引(FX)です。但し、取り扱い業者は吟味する必要があります。ご注意ください。また、外国為替証拠金取引についてはたくさんのホームページやブログで、その長所や短所を説明していますので、ここでは省略させていただきます。

図25は、某MF証券のスワップ金利の2005年データから起こしたグラフです。次回からはこのスワップ金利について、もう少し検討を加えてみます。

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丸刈り髭オヤジ

Author:丸刈り髭オヤジ
初めまして、「丸刈り髭オヤジ」こと細井芳和です。たぶん!?日本一小さい投資会社の社長をしてます。会社は設立3年になります。収益の99%はデリバティブによる資産運用です。商品先物取引、外国為替証拠金取引(FX)、日経225先物取引をやってます。

ずいぶんハイリスク・オンパレードな仕事内容だなぁと思われるかもしれませんが、それぞれを相互補完的に組み合せているので、リスクはかなり抑えられています。(おかげで3年続いています)

このブログを立ち上げた動機は、比較的低リスクで収入が得られる「外貨分散投資」を、広く知っていただきたいと考えたからです。

外貨を利用した資産運用のブログは数多くありますが、円も含めた通貨の分散投資を扱うものはありませんでした。

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