外貨を利用した資産運用のブログは数多くありますが、円も含めた通貨の分散投資を扱うものはありませんでした。忙しい人にもお勧めの「ほったらかしトレード」で安全確実に金利を稼ぐ、そんな投資法を紹介します。

スワップ金利の推移(060422から1年)世界同時株安の円高は一旦終息をみせたようですが、今日は日本国債のS&P格付け1つ向上したのをきっかけにまた円高が進行しました。

今後の為替動向を占うため、円キャリートレードの元になる各通貨スワップ金利の、過去1年間の推移を見ておこうと思います。

例によって、某MF証券が公表しているスワップ金利データから、2006年4月22日から2007年4月21日までの各通貨スワップ金利を年率に換算し、各通貨を買いポジションした際に受け取るスワップ金利の推移を表す折れ線グラフにしました。

図71がその「スワップ金利の推移(060422から1年)」です。(図をクリックすると拡大表示されます。

金利の高い順に、豪ドル、米ドル、ポンド、加ドル、ユーロ、スイスフランになっています。 しかし米ドルとポンドのスワップ金利は、ほとんど同じ水準です。

2月の日銀による利上げ頃から、いずれのスワップ金利も下落傾向になっていましたが、今はどの通貨も若干上昇に転じています。特にユーロとスイスフランの上昇傾向は、はっきり見て取れます。

一般的に、スワップ金利が上昇傾向だと対象通貨は高くなりやすく、下落傾向だと安くなりやすいと言われます。参考にしてください。

投機・投資行動はあくまで自己責任でお願いします。

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同時株安後の通貨変位(070226〜0413)2月末に発生した世界同時株安のその後ですが、前回は2月の日銀による利上げを基準にした通貨変位のグラフを作成しました。今回は、世界同時株安のきっかけとなった上海株式市場が急落した日を基準にして、通貨変位グラフを作ってみました。

図70はその「同時株安後の通貨変位」を表す折れ線グラフです。上海株式市場が急落した2007年2月26日を基準に35日間の、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)からの各通貨の変位を求めてグラフにしています。(図をクリックすると拡大表示されます。

赤線で示した「円」の動きに注目します。上海株式市場の急落を受けた世界同時株安の影響で投機資金のリスク回避行動が巻き起こり、急激な円高になりました。

3月5日(日番号6)に円高はピークを迎えましたが、その後は世界同時株安前の為替水準に移行しています。円高の最大幅は4.7%で、先週末には-0.7%まで戻しています。

最近のテレビニュース等では、ユーロの史上高値更新が連日報道されていますが、実際のところそれほどユーロは上昇していません。むしろ特筆すべきは豪ドルの上昇です。円の下落と反比例するように、豪ドルは約5%の上昇を実現しています。ちょっと上がり方が急すぎるので、近々調整があるかもしれません。

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利上げ後の通貨変位(070219〜0406)2月末に発生した世界同時株安の影響ですが、株式の方はまだですが、外為の方はもう戻ったように思うのですが、実際のところどうでしょうか。

それを検証するため今回も、2月の日銀金融政策決定会合から、先週末までの為替相場の動きを見てみます。

図69は「利上げ後の通貨日変位」を表す折れ線グラフです。金融政策決定会合の始まった2007年2月20日(日番号2)を基準に35日間の、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)からの各通貨の変位を求めてグラフにしています。(図をクリックすると拡大表示されます。

赤線で示した「円」の動きに注目します。金融政策決定会合後の4日間は一旦円安に振れたものの、中国上海株式市場の急落を受けた世界同時株安の影響で投機資金のリスク回避行動が巻き起こり、急激な円高になりました。

3月5日(日番号11)に円高はピークを迎えましたが、その後は世界同時株安前の為替水準に移行しています。円高の最大幅は約4%で、先週末には-0.7%まで戻しています。

ただ米ドルも低迷が続いているため、まだ世界同時株安前の水準に戻っていないと感じる方も多いことでしょう。しかし、米ドルとポンド以外の主要な通貨や、特に豪ドルにおいては株安前の水準も通り越して円安が進行しています。

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7通貨等配分ポートフォリオ実績2007年のはじめに、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)のバックテスト結果を記事にしましたが、3ヶ月経過しましたので、その後のPF-Bの実績を確認してみます。

図68はその「7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B) 2006年からの実績」の折れ線グラフで、昨年1年間プラス今年3ヶ月のバックテスト結果です。(図をクリックすると拡大表示されます。

青線はスワップ金利を含めないグラフ、赤線はスワップ金利を含めたグラフです。昨年は、スワップ金利なしでも1年で6.6%上昇し、スワップ金利も含めると9.9%の上昇です。スワップ金利なしの6.6%とは円安を原因とするもので、たまたま6.6%になりましたが、スワップ金利分の3.3%はほぼ確実に見込めるものです。

150日を過ぎた頃(6月初旬頃)から、ほとんど一本調子で円安が進んでいましたが、今年2月末の世界同時株安(420日頃)から大きく調整しています。

昨年12月から世界同時株安までの3ヶ月の間、それまで以上に円安が進んでいましたから、今回の調整は起こるべきして起こったものでしょう。調整の下落幅は約5%でしたが、今は3.5%ほど戻しています。今しばらくは乱高下に対する警戒が必要です。

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丸刈り髭オヤジ

Author:丸刈り髭オヤジ
初めまして、「丸刈り髭オヤジ」こと細井芳和です。たぶん!?日本一小さい投資会社の社長をしてます。会社は設立3年になります。収益の99%はデリバティブによる資産運用です。商品先物取引、外国為替証拠金取引(FX)、日経225先物取引をやってます。

ずいぶんハイリスク・オンパレードな仕事内容だなぁと思われるかもしれませんが、それぞれを相互補完的に組み合せているので、リスクはかなり抑えられています。(おかげで3年続いています)

このブログを立ち上げた動機は、比較的低リスクで収入が得られる「外貨分散投資」を、広く知っていただきたいと考えたからです。

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