前回は、日銀の金融政策決定会合で利上げが見送られ、その影響が為替市場にどのように働いたか、7通貨レーダーチャートで見てみました。
今回は、前回よりも少し長い期間で、利上げ見送りの為替への影響をみてみることにします。
図60は「利上げ見送り前後の各通貨の日変位」の折れ線グラフです。金融政策決定会合の始まった2007年1月17日を基準に前後数日間の、7通貨等配分ポートフォリオ(PF-B)からの各通貨の変位を求めてグラフにしています。(図をクリックすると拡大表示されます。)
赤線で示した「円」の動きに注目してみます。年始は日番号で3番になりますが、1月最初の週は利上げ期待が高まって円は上昇していました(日番号6)。
その後、政府や自民党幹部からの利上げ牽制発言などがあり、17日の金融政策決定会合まで次第に下降していきます。そして、利上げ見送りが決定的になると、下落に拍車がかかりました。
しかし1月24日(日番号19)、ダボス会議やG7で、このところの円安について議論されるのではとの思惑から円キャリーの巻き戻しが発生し、金融政策決定会合の水準にまで戻しています。
このように為替の動向はたまに国際政治の影響を受けることがありますが、基本的には各国間の短期金利の動向に大きく左右されます。今後は2月の金融政策決定会合で、今度こそ利上げに踏み切るのかどうかに焦点が当てられてくるでしょう。
投機・投資行動はあくまで自己責任でお願いします。
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テーマ:外貨分散投資 - ジャンル:株式・投資・マネー